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その頃、Aはというと___________
『無理強いはしないんじゃなかったのか?』
Aは椅子に縛られ身動きのできない状態にされていた。
あの後、グランの蹴ったボールの光に巻き込まれ、エイリア学園まで連れてこられてしまったのだ。
グ「勿論無理強いをするつもりはなかったんだよ。
でもごめんね。バーンが君を巻き込んじゃったみたいで」
バ「んだよ。お前だってこの女欲しがってたじゃねーか」
グ「父さんに言われただろ。彼女を勧誘するのはいいけど、無理矢理な行為はするなって」
バ「チッ……」
「おいグラン、先程から何を騒いでるんだ」
また違う男の子がやってきた。
グ「ガゼル、居たのかい」
ガゼルと呼ばれたその男は椅子に縛られてるAを見た。
ガ「なんだ、ようやく我々の仲間になる決心でもついたのか」
グ「違うよ。バーンが彼女を巻き込んで無理矢理連れて来ちゃったんだ。
暴れられても困るから、今は縛らせてもらってるけどね」
Aは目の前の三人を強く睨み付ける。
バ「折角連れてきたんだし、仲間にしちまえばいいじゃねーか」
ガ「貴様はバカなのか。そんあこと許されるわけがないだろ」
バ「んだよお前もグラン側かよ」
ガ「そういうわけじゃない。私は命令通りに動くだけだ」
グ「そういうことだから、彼女はちゃんと帰すよ。バーンもそれで文句はないね?」
バ「チッ、わーったよ!好きにしろ!」
バーンはそのまま地面を蹴りながら去っていった。
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年3月24日 12時