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187. ページ37

その頃、Aはというと___________








『無理強いはしないんじゃなかったのか?』








Aは椅子に縛られ身動きのできない状態にされていた。








あの後、グランの蹴ったボールの光に巻き込まれ、エイリア学園まで連れてこられてしまったのだ。









グ「勿論無理強いをするつもりはなかったんだよ。







でもごめんね。バーンが君を巻き込んじゃったみたいで」








バ「んだよ。お前だってこの女欲しがってたじゃねーか」









グ「父さんに言われただろ。彼女を勧誘するのはいいけど、無理矢理な行為はするなって」








バ「チッ……」








「おいグラン、先程から何を騒いでるんだ」








また違う男の子がやってきた。








グ「ガゼル、居たのかい」








ガゼルと呼ばれたその男は椅子に縛られてるAを見た。








ガ「なんだ、ようやく我々の仲間になる決心でもついたのか」








グ「違うよ。バーンが彼女を巻き込んで無理矢理連れて来ちゃったんだ。







暴れられても困るから、今は縛らせてもらってるけどね」








Aは目の前の三人を強く睨み付ける。








バ「折角連れてきたんだし、仲間にしちまえばいいじゃねーか」








ガ「貴様はバカなのか。そんあこと許されるわけがないだろ」








バ「んだよお前もグラン側かよ」








ガ「そういうわけじゃない。私は命令通りに動くだけだ」







グ「そういうことだから、彼女はちゃんと帰すよ。バーンもそれで文句はないね?」








バ「チッ、わーったよ!好きにしろ!」








バーンはそのまま地面を蹴りながら去っていった。

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年3月24日 12時

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