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それから皆帆は、おばちゃんからAの夕食を受け取り部屋に向かった。
部屋の扉をノックするも、中からの返事はなし。
皆帆「留守?」
その時、外から声が聞こえてきて皆帆はそこへ向かった。
声がどんどん近くなっていくにつれ、その声がAと黒岩のものだと気付くのにさほど時間はかからなかった。
黒岩「もっと集中しろ。相手の心の底を見抜け。
そうすれば自ずと見えてくる」
『はい……』
皆帆「(何をしているんだ……?)」
皆帆は影からAと黒岩の様子を見ていた。
『……?そこにいるのは……皆帆君かい?』
突然名前を呼ばれ皆帆は心臓が跳ねた。
皆帆「ど、どうして僕がここにいるとわかったんですか?」
皆帆の質問に対し、Aは小さく笑って黒岩を見た。黒岩はAを見て頷きそのまま部屋に戻っていった。
『夕飯、届けに来てくれたのだよね。ありがとう皆帆君。
明日は大事な試合だ。もう休みたまえ』
Aはそう言うと皆帆から夕食を受け取りそのまま部屋に戻っていった。
『ふぅ……見抜く目……
まさか私にも見えるようになるとはね……彼らのソウルが』
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年12月17日 23時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
華宮夜 - 梅こんぶさんを応援します!フレーフレー梅こんぶさん頑張ってくださいね。 (2019年12月4日 6時) (レス) id: 05d99e9b33 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.)(プロフ) - 私もクリぼっちだけど、なんと今年は回避できるんですよ!!え?誰とクリスマスを過ごすかって?(聞いてない)そりゃもちろん、大量の過去問とですよ!…サビシイ← (2019年12月2日 18時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとうございます!寒い時期、風などに体に気を付けて下さい、最近嬉しい事は新しいアイホンに変え大好きなイナズマ夢小説こちら古いスマホで夢小説見ています! (2019年12月1日 19時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年12月1日 19時