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25. ページ25

神「こ、これはっ……」









『私の病気は、”先天性無痛症”。いわゆる、痛みを感じない病気さ。









痛みに気付かないから、知らぬ間にできた傷にも気がつかない。








そしてふと自分の身体を見て見るとこの様さ』









Aは腕の包帯を慣れた手つきで巻き直す。









神「……辛くありませんか?」









『生まれつきだと、そう感じることはなくてね。








それに、私の周りは運良くお人好しばかりが集まってきてね。皆がいつも気に掛けてくれるから平気なのだよ』









Aは優しく笑ってそう言った。









神「そうですか……」









『神童君、君が黒岩監督のやり方が納得いかないのは重々承知している。









けどね、修也も言っていた通り、私もあの人の事を信用している』









神「ですがっ……!」









『あの人は、決して君達を負けさせたりなんかしない』









Aの言葉に神童は言葉を飲み込む。そして諦めたように下を向いた。









神「わかりました……」









Aは神童の頭を優しく撫でて微笑んだ。









『それじゃあ君はもう帰りたまえ。天馬君達がきっと心配するよ』









神「そうですね……それじゃあ失礼しました……」









神童はそのまま部屋を出て帰って行った。









『ふぅ……』









オ「お前達種族は見ていて実に滑稽だな」









背後から声が聞こえAは横目で睨み付ける。









オ「信用している?バカバカしいな」









『フッ、何とでも言うがいいさ。私は君達を倒すことだけが目的だからね。








手段なんて問わない。それが、師の教えだからね』









Aはそう言って部屋を出て行った。









オ「ククク……実に面白いやつだ」

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猫宮 - 続編おめでとーございますー!ギャラクシー編まで来た!更新ペース早いっすね! (2019年11月5日 20時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとうございます!ここまで読んだ事ないイナギャラ編嬉しいですこれかも頑張って下さい! (2019年11月4日 2時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年11月4日 1時

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