痛みを感じない女 Part7 【イナクロ】 (ページ3)

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相手のスピードがあがり、皆はDFを固め攻撃を封じ込めようとする。

しかしその時、相手のDFがゴールまで上がってきたかと思えば、そのままシュートを決め再び点を広げられてしまった。

『DFであのキック力か……』

鬼「ザ・ラグーンの選手は、全員があれほどの力を持つと考えていいのかもしれません」

『そうだね……面白くなってきた』

不適に笑ったAはジッと試合を見ていた。

それから皆は相手をマークして確実にパスを出そうとするが、それは叶わず相手の驚異的なスピードに圧倒されていた。

葵「みんな……！」

水鳥「何か打つ手はないのかよっ……！」

その時、フェイとSARUが対峙する。

サリュ「後悔してないみたいだね」

フェ「SARU、僕達は必ず勝つ。そして君達を救ってみせる！」

サリュ「救う？何を言っているのかな？君達の運命を握っているのは、僕らの方だ」

その瞬間、SARUの姿が変化していく。

鋭い目、僅かに映えた牙、筋肉で今にもはち切れそうな強靭な身体＿＿＿＿＿＿＿＿

『まるで野獣じゃないか……』

野獣の姿と化したSARUは、相手を吹き飛ばしながらゴール前まで走り込んでくる。

サリュ「こんなものじゃないよ！」

その時SARUが化身「超魔神エヴァース」を繰り出し、化身アームドを発動させた。

そしてSARUの必殺技はゴールに突き刺さり三点差に広げられてしまった。

そこで前半終了のホイッスルが鳴り響いた。

サリュ「もうわかったかな？僕達の力……SSCしか持ち得ない、この特別な力を。

この特別な力によって繋がっている僕らに、古い人間がどんなに頑張ったって敵うはずがない。

それはこの会場にいる皆もわかったよね？

やっぱり、弱くてなんの役にも立たない存在は排除されるべきだねぇ」