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ベンチを去ったAが向かった場所は、SARUのいる部屋だった。
扉が開き中に入ると、SARUは予想通りと言わんばかりにAを見て微笑んでいた。
サリュ「やぁ、来ると思っていたよ、Aさん」
『試合中は能力は使わない約束だったんじゃなかったのかい？』
サリュ「やだなぁ、僕はサッカーにおいては能力を使わないと言っただけですよ？」
『……これだから子供は揚げ足を取ることばかり上手くて困る』
メイア「SARU、決着がついたわよ……って、お姉様！」
突然その場に現われた少女がAを見て目を輝かせてきた。
『……君は？』
メイア「私はメイア。SSC、チームギルのキャプテンです。
お姉様のことは、ずっと見ていましたわ」
『……なるほど。君が私をエルドラドから守ってくれていたという子か』
メイア「さすがお姉様！美しくも天才的な頭脳を持つお姉様に私、一目惚れしちゃいましたの！」
『そ、そう……；』
メイア「お姉様と敵同士というのは心が痛むけれど、お互い頑張りましょうねお姉様♡」
メイアがAの手をとって満面の笑みでAを見つめてくる。その目は嘘偽り無く、Aを慕っているように見えた。
サリュ「メイア、ギリスが待っているはずだよ」
メイア「あら、そうだったわね。
それじゃあお姉様、また後でお会いしましょう♪」
メイアはそう言うと去って行った。
『……あんな良い子がどうして』
サリュ「感傷に浸っている場合じゃないんじゃないですか？
どうやら、貴方の弟さんが率いるチームは負けてしまったようですよ」
『フン、負けてなんかないさ。これは、次の勝利に必ず繋がる。
私達は負けはしないよ』
サリュ「その威勢がどこまで持つかな」
SARUはそう言ってどこかへ行ってしまった。
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高橋 - いつも楽しみに待ってます！早く、夢主と豪炎寺の子供の話が見たいです！楽しみにしてます！！ (2019年11月3日 19時) (
レス) id: 9e6c88e606 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの体には気を付けて下さい土日、祝日か更新楽しみしています！ (2019年10月27日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年10月27日 17時
