２１８． ページ18
それから一同は岩山に到着しそこからは歩いて行く事になった。
整備されておらず足場の悪い岩山をアーサー王が平然と歩く中、皆は歩きすぎて疲れが見え始めていた。
そして皆は歩き疲れと空腹や喉の乾きが限界に来たのかその場で座り込んでしまった。
『おやおや、だらしないねぇ全く』
狩「なんで平気なんすかAさん；」
『私は疲れない方法を知っているだけさ。
それより、はいこれ』
Aの手元には２つの水の入った入れ物があった。
『こんなところで倒れられても困るからね。水分はしっかり取りなよ』
神「ありがとうございますAさん！」
錦「潤うぜよー！」
『フフ、水を飲んだらまた出発だよ』
雷門「「はい！」」
皆は水を飲み再び歩き出した。
その時、葵が足を踏み外して後ろへ倒れそうになる。そこを天馬がすかさず助けに入り何とか無事だった。
天「大丈夫？」
葵「うんっ」
天「無理するなよ」
葵「でも、早く助けに行かなくちゃっ……
黄名子ちゃん、私の身代わりになって捕まったんだもの……」
天「葵のせいじゃないよ。黄名子は騎士……いや、仲間として当然のことをしたんだ。
葵だって、同じ立場だったら同じ事をしただろう？だったら、今度は俺達が黄名子を助けるんだ」
葵「うんっ」
天馬は葵の手を取り転ばないようにと一緒に歩き出した。
その様子をAとアーサー王は少し遠目から見ていた。
アーサー「うむ、あの者は実に仲間思いであるな」
『えぇ、そうですね。それ故に、考えすぎて悩みが尽きないのでしょうけど……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月奈 - まだ物語は終わらないと思いますが、もし良ければ、豪炎寺と主人公の子供達の小説など書いて頂けると嬉しいです。体に気をつけてください。 (2019年10月23日 23時) (
レス) id: d43d89ba6b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとう！夜桜シリ−ズでは恐竜編読めて嬉しいです京都言えば新撰組！沖田総司が一番好きです！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年10月20日 18時
