痛みを感じない女 【イナクロ】

１８． ページ18

フェ「ミッションコンプリートだね」









信「これで歴史が変わったの？」









フェ「うん。本当の雷門中サッカー部を取り戻したはずさ」









神「本当の雷門中サッカー部、か……」









優「天馬君、これで俺の役目は終わった」









天「優一さん……」









その時、優一の身体が光を放ちはじめた。









天「これは……」









ワ「正しい時間の流れに、インタラプトが修正された。








彼は、存在した歴史と共に消滅するんだ」









その時、Aが優一の前に立った。









『優一君、君の足は必ず治る。だから安心したまえ』









優「Aさん……それじゃあ俺、また京介とサッカーできるんですねっ？」









『あぁ、そうだよ。君は手術を受け、リハビリを続けたのち、サッカーをすることができる。









これは、もう決まった未来だ』









Aがそう言うと優一は嬉しそうに微笑んだ。









優「ありがとうございました……京介を、よろしくお願いします……」









優一はその言葉を最後に完全に消滅した。









『……さぁ、戻ろうか』









フェ「そうですね。君達の知っている剣城君が待ってるはずだよ」









天「うんっ」









そして一同は現世へ戻っていった。

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