痛みを感じない女 【イナクロ】

１３． ページ13

キャラバンに乗り、無事タイムジャンプに成功した一同。









時は遡って６年前に到着した。









神「ここが過去？」









優「間違いない。ほら」









優一の目線の先には、幼い頃の剣城兄弟がサッカーをしていた。









優「６年前の俺と京介だ」









神「確かに、剣城先輩だ……」









『か、可愛い……！』









優「Aさん；」









優一は照れくさいのか困ったように笑っていた。









信「すごい……すごいよ！僕達本当に時間を遡ったんだね！」









天「うん！」









ワ「本当にいいのか？歴史の改変を元に戻せば、君の足は動かなくなるんだぞ？」









優「それが本当の運命なら、受け入れるさ。受け入れた上で乗り越えてみせる。









それに、もう思い残すことはない。願いは叶った。もう一度だけあいつとサッカーがやりたかったから……








だから、もういいんだ。サッカーは、京介に返す」









『よく言ったね、優一君』









Aは優一の頭をそっと撫でた。









その時、辺りの時間が停止されたかと思えば、幼い剣城兄弟の前にアルファが立っていた。

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