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病院に向かう途中、Aは思い出したかのように車を運転する虎丸に話しかけた。
『虎丸君、先に寄って欲しいところがあるのだけど』
Aは目的地を告げそこへ向かった。
到着した場所は、影山零治の墓のある墓地だった。
外は雨が降っており、Aは虎丸から傘を借りて墓へ向かった。
墓の前に立つとAは途中で買ってきた花を入れ替える。
『ふぅ……総帥、もうすぐです。もうすぐこの戦いも終わることができます。
見守っていてくださいね』
輝「あれ？貴方は……」
声がして振り返ると、そこには影山輝がいた。
『やぁ、また会ったね』
輝「あ、はい！暫くぶりです！今日も叔父のお墓参りですか？」
『まぁね。そういう君は、叔父に相談事でもあったのかい？』
Aはそういうと輝は少し驚いた顔になる。
輝「どうして僕が悩んでいることわかるんですか？」
『フフ、顔がそう言っていたからさ。……よければ、お姉さんが相談に乗ってあげるよ』
Aがそう言うと輝はAの顔を見つめた。
輝「その……ある先輩が、ここ最近様子がおかしくて…落ち込んでいるような気がするんです。
その先輩はいつも僕のことを良く見てくれているので、何か僕に出来ることはないかなと……」
『ふむ……君なら、落ち込んだり悩んだりした時はどうするんだい？』
輝「僕ですか？僕なら……大きな声をあげて発散しますね。すごくすっきりした気分になるんです！」
『フフ、そうかい。なら彼にもそれを教えてあげるといい』
輝「え？それだけでいいんですか？」
『君自身のやり方でその先輩を励ますのが重要なのだよ。
後は話をじっくり聞いてあげればいいよ』
Aはそう言って輝の横を通り過ぎていった。
『それじゃあね輝君。検討を祈るよ』
輝「はい！ありがとうございました！」
輝は名も知らない女に向け満面の笑みで頭をさげお礼を言った。
『なんだか、良いことをした気分だね……』
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吹雪彩香 - 完結おめでとうございます(^^)次回作も夜桜シリーズも楽しみに待ってます（≧∇≦） (2019年10月6日 21時) (
レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 豪円寺がプロポーズするタイミングが意外展開でした。次回作もオリオン編も楽しみです。ご自分のペースで頑張って下さいね。 (2019年10月6日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 完結おめでとうございます！次回作もオリオン編もとても楽しみです！これからも梅こんぶさんのペースで頑張ってください！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
名無し - イラストの今回かわいい、、、無事完結おめでとうございます！ (2019年10月6日 17時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - お陰様プレイリスト作ってから投票12！私も嬉しいですこれからも続編頑張って下さい！ (2019年10月5日 8時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年10月5日 1時
