痛みを感じない女 Part2【イナGO】

９１． ページ41

雷門中とドラゴンリンクの選手達がポジションに立つ。









円「豪炎寺……」









鬼「聖帝……いや、豪炎寺は千宮路に排除されたということか」









春「どうして監督を解任なんてっ」









円「あいつは、サッカーを支配しようとしていたんじゃない。守ろうとしていたんだ」









春「え？」









円「豪炎寺は聖帝となり、探っていた。フィフスセクターや千宮路の動きを」









春「豪炎寺さんがっ？」









鬼「あいつ自身迷っていた。管理サッカーと、自由なサッカーの狭間で。そこへ手を差し伸べ協力していたのが、姉さんだった。









だがその姉さんは、今は千宮路についている……きっと豪炎寺は、姉さんなら裏切ったりしないと思い、信じ切っていたんだろう」









春「そんなっ……」









円「大丈夫だ。一度巻き起こった革命の風は、決して止むことはない」









『さぁ、最後の戦いを始めようか』









後半戦開始のホイッスルが鳴り響いた。

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