痛みを感じない女 Part2【イナGO】

８２． ページ32

その頃、革命を起こしているレジスタンス本部にて、円堂が呼び出されていた。









？「久しぶりだね、円堂君。鬼道君も」









円「ヒロト！緑川！」









そこにいたのはかつての仲間、基山ヒロト改め、吉良ヒロトと緑川リュウジがいた。









久「基山が吉良財閥を継いだことは知っているな？」









鬼「勿論ですよ。新社長、吉良ヒロトは中々のやり手だと評判ですからね」









ヒ「やり手だなんて……緑川やお日様園の皆がサポートしてくれるお陰さ」









円「でも、なんでヒロト達がここに？」









久「二人には、フィフスセクターの財務状況を洗って貰っている」









円「財務状況……」









ヒ「フィフスセクターが不正経理を行っている疑いがあってね」









円「それって、犯罪をおかしてるってことか？」









ヒ「あぁ……最も、バレないように上手くやっているみたいだけどね。







これ程のことをバレずにやってのけるなんて、フィフスセクターには余程頭のキレる者がいるようだ」









鬼「あぁ……だろうな」









鬼道の脳裏には、姉の姿がちらつく。









緑「でも、任せておいて。必ず尻尾は掴んでみせるから。








天網恢々疎にして漏らさず、さ」

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