痛みを感じない少女【FFI】～Another Story 4～ (ページ36)

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染「……そっくりだな」

吹「つまり、古代から伝わる本物ということ？」

夏「そこまではわからない。ただのレプリカかもしれないけど、外れないというのは気になるわ」

円「でもそれ、鍵には見えないけどなぁ」

夏「具体的にどう使ったかは謎みたい。それぞれ、天界の民と魔界の民が何らかの儀式に使っていたのではないか、とは言われているけど……」

リ「うちは気にしてへんで～」

塔「まじ！？」

リ「別に害があるわけちゃうしー、なんちゅーても可愛いやん！まぁそのうち取れると思うで～」

鬼「取れなかったらどうする？」

リ「人間が作ったもんやったら外せるに決まってるやん！これ常識！な、A！」

『まぁ、いざとなれば壊せばいい話だしね。それになにより、少し興味深いしね』

Aは伝承の鍵を見ながら不適に笑った。

綱「お前らお気楽だなぁ～」

『君ほどじゃないよ』

綱「……；」

『さぁて、そういうわけだしそろそろ練習に戻ろうか。

決勝トーナメントまで僅かだからね』

リ「せや！勝利の女神が二人も来てんのに、優勝せーへんかったら許さへんで！」

そして皆は練習に戻っていった。

『伝承の鍵、ね……フフフ、面白いことになりそうだ』