夜桜の木の下には彼女がいた～エイリア学園編～ (ページ25)

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２５．ページ25

ジェミニストームが再びあがってくる。

そして今度は鬼道がボールをカットした。

そしてボールは再び豪炎寺へ。しかしそのシュートもまた大きくはずれてしまった。

土「豪炎寺が二回もはずすなんて……」

そしてそこで前半が終了してしまった。

そしてその後、鬼道とAは皆を集め先程のことを説明した。

円「攻撃パターン？」

鬼「例えば、あのMFは中盤でボールを取るときは一度右のDFにさげてDFで体勢を立て直す」

『そして左のMFがライン際でボールを取った時は後ろのDFを通して女のMFに戻す』

一「そうか、それであそこに来るってわかったのか！」

塔「いつの間にそんなこと！」

円「すげーぜ二人とも！やっぱりお前らは天才だよ！」

風「これならいけるな！」

染「やつらの攻撃パターンさえわかりゃこっちのもの！後半は点とってくぜ！」

「「おう！」」

その時、瞳子が突然口を開いた。

瞳「甘いわね。確かに皇さんと鬼道君の言うとおり、ジェミニストームの攻撃には一定のパターンがある」

秋「監督も気付いていたんですか？」

瞳「見てればわかります。貴方たち、今自分がどんな状態だかわかってるの？

今の貴方たちじゃ相手のスピードにはついていけない。攻撃パターンがわかったくらいで倒せる相手じゃないのよ」

円「じゃあ、どうしろっていうんですか？」

瞳「こちらのDFを全てあげて、全員攻撃するのよ」

「「え！？」」

土「そんなにあげるんですか？」

風「でもそれじゃDFがいないも同然っ、それこそやつらに抜かれでもしたら終わりじゃないですか！」

瞳「だったら、抜かれないようにすることね」

瞳子はそれだけしか言わなかった。