５５． ページ5
円「どうなってんだ？」
その時、サッカーボールを持った男の人が落とし穴に落ちた塔子に駆け寄ってくる。
垣「大丈夫ですかっ？」
塔「ん？あぁ大丈夫大丈夫！これくらい！」
垣「申し訳ございませんでした。うちの部員がとんでもないことを致しまして」
円「うちの部員？」
一「てことはあいつ……」
雷門「「サッカー部！？」」
垣「えぇ。木暮というんですが、それが困った奴でして。
周りは全て敵だと思っているというか……」
『敵？』
垣「えぇ……それで私達も練習させるよりまずは精神を鍛え直すことから始めたほうが良いのだと、１から修行させているのですが、いくら説明しても木暮は自分だけが虐められてると決めつけて……
あいつにとったら仕返しのつもりなんでしょう」
土「かなり性格歪んでんなぁ；」
目「同じサッカーをする者として恥ずかしい限りですねぇ。あぁ壁山君、もう少し右です」
目金は先程怪我させられた詫びとして壁山にマッサージをさせていた。
秋「でも、どうしてそんなに皆のことが信じられないのかしら……」
垣「木暮は小さい頃、親に裏切られたようで……」
春「えっ、親に……？」
垣「えぇ。それ以来、人を信じる事ができなくなったみたいなんです」
その話を聞いて春奈と有人は少し複雑そうな顔をしていた。
垣「で、何か私達に御用でも？」
瞳「実はこちらにエイリア学園から襲撃予告が来たと聞きまして」
垣「襲撃予告？あぁ、そのことですか」
円「俺達も一緒に戦おうと思ってさ！」
垣「そうですか。ではどうぞ、ご案内致します」
垣田に案内され、一同は道場へと向かった。その途中、Aは部屋の雑巾がけをしている木暮を見つける。
木暮は匠に雑巾を蹴りながら天井を拭いていた。
『ほぅ……中々の身のこなしだねぇ』
円「Aー！早くこいよー！」
『先に行っててくれたまえ』
円「？わかったー」
それからAはしばらく木暮のその動きを見ていた。
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ベルモット - 続き読みました。このまま進んでいきますと夢主も大人時代になりますよね。結婚相手とか誰になるのかなぁ？接触している、既に、（あっ）あの人かも。楽しみにしています。大人編を。 (2019年8月25日 4時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
こっちー(プロフ) - 毎日楽しく見てますこれからも頑張ってください！元々好きだった帝国イレブンがもっと好きになりましたありがとうございます！ (2019年8月23日 18時) (レス) id: 05cc57f5e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月22日 17時
