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しばらく雪の中を走っているとキャラバンが突然止まった。
瞳「どうしたんですか?」
古「人だ……」
外を見ると、お地蔵様の隣で凍えている少年がいた。
円堂はキャラバンを降りてその少年に駆け寄る。
円「どうしたんだこんなところで?乗れよ!」
?「あ、あああありがががととっ!」
少年はキャラバンに乗り一番近かったAの隣に座らせた。
『まだ寒いかい?』
?「う、ううん、もう大丈夫」
秋「雪原の真ん中で何してたの?」
?「あそこは僕にとって特別な場所なんだ。……北ヶ峰って言ってね」
古「北ヶ峰ぇ?聞いた事あるぞ。確か、雪崩が多いんだよな?」
?「あ……うん……」
古「ところで坊主、どこまで行くんだ?」
?「蹴りあげられたボールみたいに、ひたすら真っ直ぐに」
円「いいなぁその言い方!蹴りあげられたボールみたいに真っ直ぐに、か……
なぁ、サッカーやるの?」
?「うん。好きなんだ」
円「俺もサッカー大好きだよ!」
その時、キャラバンが揺れて急に止まってしまう。Aが前に倒れ込みそうになったところを、隣に座る少年が支えてくれた。
?「大丈夫?」
『えぇ、平気。ありがとうね』
少年はAの方を見て優しく微笑んだ。
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マナ - 質問よろしいでしょうか? (2021年4月17日 18時) (レス) id: 9e471035c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年8月19日 21時