痛みを感じない少女～Another Story～ (ページ23)

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２３．ページ23

それから一同は吹雪士郎という人物について話をしていた。

円「で、吹雪士郎ってどんなやつだ？」

一「どうして響木さんはそいつをチームに入れろって言うんだ？」

春「あ、わかりました！」

春奈がパソコンで吹雪士郎についての情報を見つけ出した。

染「熊殺しの吹雪？」

鬼「１試合１０点、たった一人でたたき出した……」

一「熊よりでかい？」

風「ブリザードの吹雪という異名を持つ……」

栗「噂ばっかりでヤンス」

夏「これで吹雪士郎のことがわかったっていうの？」

春「でもこれが限界なんです；画像も公式記録も何もなくて……」

鬼「何故FFには参加しなかったんだろうか……」

円「よーし！この目で確かめてやろうぜ！その吹雪ってやつの実力を！」

そんなことを話して居る中、Aは窓の外をぼーっと見つめたまま黙っていた。

そしてキャラバンが出発し皆が疲れて眠っていた時、塔子の携帯が鳴り響いた。

塔「あぁスミス……え！？パパが見つかった！？」

ニュースを見ると、確かに財前総理が見つかったとの報道が流れていた。

秋「よかったじゃない！」

春「お父さんに会えますね！」

塔「東京には戻らないよ。あんな奴等は絶対に許せない！

だから、皆と一緒にサッカーで戦うっ

円堂、一緒に戦おう！」

円「よしっ、地上最強チームになろうぜ！」

『……』

Aはその話を寝たふりをしながら聞いていた。