痛みを感じない少女 弐【イナアレ】

８８． ページ38

星章学園との試合が決まったその翌日から、対星章に向けての練習が始った。









趙「貴方達には、対星章の切り札を身につける特訓をしてもらいまぁす」









雷門「「はい！」」









服「よかったぁ〜作戦ネタ切れじゃなくて」









稲「お願いします！監督！Aさん！








皆、行こう！」









雷門「「おう！」」









皆が練習に入ろうとした時、Aが後ろから万作に抱きついて引き留めた。









『ま・ん・さ・く君♪』









万「うわぁっ！？Aさんっ……！？；」









万作はいきなり抱きついてきたAに驚きながらも顔を赤く染めた。









『君には私の特別な個人レッスンを受けてもらいたいのだよ』









万「個人、レッスン……？；」









『フフ、ついてきたまえ。あぁ監督、こっちはよろしくお願いしますね』









趙「は〜い、楽しんできてくださいね万作君♪」









万「な、何をされるんだ俺はっ……」









そして辿り付いた場所は稲光修練場。中は相変わらず薄暗く誰もいない。









万「(こんなところで二人っきりなんてっ……な、何かイケないことでも始るっていうのかっ)」









『さぁ万作君』









万「は、はいっ！」









『君には今からこれをやってもらうよ♪』









Aの指さした方を見て万作は唖然とする。









万「へ……なんじゃこりゃあああああ！？；」









『はーい、頑張ってね〜』









Aは万作が叫びながら特訓をしているのを楽しそうに見ていた。

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