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輝石の国、北部の街。そこの路地裏の細道には、小さな店がある。
扉を開けて中に入ると、カランカランと鈴が鳴る。
その音が鳴り響くと、奥から白衣を着て口に煙草をくわえている女の人が出てくる。
『いらっしゃい。いつもの薬?』
「うん。これ、今日の分のお金」
『ん、オッケー。今持ってくるから待ってて』
そう言って女の人は無造作に髪をかきあげながらまた奥の部屋に入っていった。
待ち時間、周りを見渡すと、見たことのない草花がたくさん育っているのが目に入る。
この店は、魔法薬の材料になるものが沢山置かれているらしい。
でもこの店にやってくるのは、話相手が欲しいお年寄りくらい。
地元民しか知らない穴場のような所だ。
『はい、お待たせ。これ水に混ぜて飲ませてやって。
婆ちゃんにお大事にって言っといて』
「うん、ありがとうAさん!」
近所に住む少年は、薬の入った袋を持って元気よく店を出て行った。
『ふぅ……あ、水やりの時間だ』
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年11月24日 21時