夜桜の木の下で彼女は何を思う〜ホーリーロード編〜

４７． ページ47

その翌日、Aは朝練をしているサッカー部を見に来ていた。









『おはよ〜』








葵「あ、A先生！おはようございます！」








Aはベンチに座る霧野に近づいた。









『霧野、足の調子はどうだ？』









霧「はい、大したことありません。先生のおかげです」








『そっか。２，３日したら動かしても大丈夫だからな』









霧「はい！ありがとうございます！」








『ところで、天馬と信助は？』









天、信「「すみませーん！」」








天馬と信助が急いでグラウンドにやってきた。









神「遅いぞ！」








信「僕のせいなんですっ。必殺技の特訓をしてて」








神「必殺技？」








信「はい！僕も先輩達みたいにできたらいいなーって」









三「へぇ、どんな技だ？」









信「あーえっと……ぶっとびジャンプってデフェンス技で」









三「ぶっとびジャンプ？」








車「なんだそりゃ？」








信「えっと……ジャンプ力を活かした技なんです！」









春「ジャンプ力といえば、Aさんのジャンプ力も凄いですよね」









葵「私聞いたことあります！まるで空を飛んでるみたいだって！」









春「そうそう！凄いのよこの人のプレー！」









『お前な……；』









Aの話で盛り上がる春奈と葵。本人の目の前でされるその話は少し恥ずかしいものがあった。

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