夜桜の木の下で彼女は何を思う〜ホーリーロード編〜

４２． ページ42

後半戦が始り、Aは霧野の隣に座って試合を見ることに。








後半戦始って早々、剣城がボールを持って一人であがっていく。









そして剣城は一気にゴール前に立ちシュートを放つ。








しかし相手のゴールキーパーの化身使いによってそのシュートは止められてしまった。









そしてボールは万能坂の光良夜桜に渡る。すると夜桜は化身を出してきた。









『化身使いが二人もいたなんて……』








夜桜の化身シュートはゴールに突き刺さってしまった。









得点は２対１で万能坂がまた得点を上回った。









霧「シードが三人もいたなんてっ……」









不安げな顔をする皆とは裏腹にAは余裕の表情をしていた。









『化身使いが二人いるだけの話だ。何をそんなに焦る必要がある？』








葵「どういうことですか？」









円「つまり、勝利の女神は諦めない奴にしか微笑まないってことだよ」









円堂がAの代わりにそう言った。









『フフ、そういうことだよ。雷門は勝つ。絶対にね』









自身満々にそう言うA。皆は意図が読めずに不安げな顔をするだけだった。

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