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『お前は仔犬に恩恵を受けようと思うのか?僕は思わないがな。
なけなしの安物の布で作るから遠慮などするな。
それとも何だ?僕の作る服では不満か?』
Aがそう言うとユウは更に首を激しく横に振った。
「い、いえそんなことは!で、でもお仕事もやって、自分の服も作るなんて大変じゃ……」
『絵描きが休憩に絵を描くのと同じ事だ。
お前の服はホリデー中にオンボロ寮に送ってやる。
精々嬉しそうに尻尾を振りながら待っていることだ』
その時、闇の鏡の前でヴィルが待っているのをAは見つける。
『では僕はそろそろ行くとしよう。
仔犬ども、良いホリデーをな』
Aはそう言うとヴィルの方へ向かった。
「アンタ、あの子らと随分親しげね」
ヴィルが横目でユウ達を見ながらAにそう言う。
『珍しい毛色をした仔犬には、どうも目がなくて。
つい、着飾りたくなってしまうんですよね』
「まぁどうでもいいわ。仕事場についたら、まずはホテルをチェックインするから。
そこで今回の仕事の衣装について話すわ」
『わかりました』
Aとヴィルは闇の鏡を通っていった。
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らむくん(プロフ) - やだッッッ!!お前すきッッッ(帰れ (2020年7月13日 19時) (レス) id: 4eb72e88f0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人B - 続編おめでとう御座いますぅぅぅぅぅぅぅぅぅ((うるせえ (2020年7月13日 16時) (レス) id: 655b6dff02 (このIDを非表示/違反報告)
蝶凛 - 続編おめでとうございます!無理をせずに更新頑張ってください! (2020年7月12日 22時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月12日 21時