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ホリデーが始まりAはヴィルの撮影現場で衣装のサイズ合わせをしていた。
『……よし。これでどうですか?苦しくありませんか?』
「あら、中々良いじゃない。でも……なんだか”普通”ね」
『普通?』
「衣装自体はすごくステキなのよ。でも何かしら……もう一工夫欲しいのよね……」
ヴィルにそう言われ、Aも少し考えた後、何か閃いたように顔を上げた。
『寮長、少し学校に戻ってきてもいいですか?』
Aのその提案にヴィルは驚く。
「学校に?何か忘れ物でもしちゃったわけ?アンタらしくもない」
『いえ、忘れ物と言いますか……必要がないと思って置いてきたものが使えそうだと思いまして。
撮影当日には衣装を完成させて戻ってきますので』
Aはそう言いながら学校に戻る準備を始める。
「ちょ、ちょっと、本当に今から戻るの?休み期間中は闇の鏡が使えないのよ?」
『わかっていますよ。必ず間に合わせますので。僕、ファッションについて妥協は一切したくないので。
それじゃあ』
Aはそう言うとさっさと学校へ戻っていった。
「はぁ……あの子ったら火がついたら本当に聞かないんだから」
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らむくん(プロフ) - やだッッッ!!お前すきッッッ(帰れ (2020年7月13日 19時) (レス) id: 4eb72e88f0 (このIDを非表示/違反報告)
暇人B - 続編おめでとう御座いますぅぅぅぅぅぅぅぅぅ((うるせえ (2020年7月13日 16時) (レス) id: 655b6dff02 (このIDを非表示/違反報告)
蝶凛 - 続編おめでとうございます!無理をせずに更新頑張ってください! (2020年7月12日 22時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年7月12日 21時