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グリムから逃げるため、無我夢中で走っていると、本の沢山置いてある場所へと辿り着いた。









『夢なら早く醒めてっ……』









祈りを込めるように懇願するも、すぐ後ろにはグリムが迫ってきていた。








グリム「オレ様の鼻から逃れられると思ったか!ニンゲンめ!







さあ、丸焼きにされたくなかったらその服を___」









その時、どこからともなく鞭のようなものが飛んできてグリムを攻撃した。









グリム「ふぎゃっ!?痛ぇゾ!なんだぁこの紐!」








?「紐ではありません。愛の鞭です!」









そこに現われたのはカラスのようなお面をした男性だった。









?「ああ、やっと見つけました。君、今年の新入生ですね?







ダメじゃありませんか。勝手に扉から出るなんて!







それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ」









急に現われたかと思いきや、いきなり説教を受けワケのわからないことを述べるその男性。









男性に捕まっているグリムは鞭で縛られながら暴れていた。








グリム「離せ〜!オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだゾ!」









?「はいはい。反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。少し静かにしていましょうね」









その男性はグリムの口を塞いで黙らせた。

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年6月30日 17時

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