2001に死者の帰還を (ページ29)

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166話:邪魔者は、ページ29

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こんな展開知らないのよ、
面倒だわ本当に。
都合の悪いことだけ変わってくれればいいのにいつも何かが、誰かが私の邪魔をする。
こんなに苦労したくないわよ私だって。

『………石を破壊すれば……………形を……変えることができれば…』

ブ「Aｯ！？」

石がブチャラティに当たる直前で私は何とか石をキャッチし、そのまま逆さになって落下する。
いいの…これはこれで。心配しないで。

『この石は今ここで、ブチ砕くｯ！！！』

まるで逃げるかのように私の腕を抜けていく石に必死でしがみついた。

何逃げようとしてんのよ……ふざけんなよクソ石！！

『逃がすかぁぁぁぁぁぁぁぁぁｯｯｯ！！！！！』

ブ「バカなｯ！Aーｯｯ！！！」

『こっちはね……運命壊す運命背負ってんのよｯ！
あんたが何なのか私は知らないけど、
例えほんの少しだとしても、皆が助かる可能性を潰すと言うのなら…………容赦はしないわｯ！！

私は絶対に皆を助けるわ！！！

……だから邪魔を…！

するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁｯｯｯ！！！！！』

ダウン・Wの斬撃は、石を大きく砕いた。