53話:第一の難関 ページ8
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ジョルノがライターを受け取り、ゲート前まで移動する。
明日の３時に再び面会。24時間…ね。
刑務官「面会人は再びボディチェックを受けてください！」
ジョ「え？」
……。
ジョ「ちょっと待て！ボディチェックだって！？
ポルポから何も聞いてないのか！？」
刑務官「！！」
『ばかっ！ちょっと！！』
ジョルノは体の影にライターを隠す。
刑務官は大声で私達に警告した。
もうｯ！ジョルノｯ！
これはイタリア1のギャング組織の入団試験なんだからそんな簡単に進むはずがないじゃない！
私達を試す試験はもう始まってるのよ！
刑務官「両手を挙げて前へ進みなさいｯ！」
２人の刑務官が銃を構え直す。
ジョ「僕は必ずこの組織に入団しなくてはならないんだ…！」
……そうね、そうだよジョルノ。
あんたは絶対にパッショーネに入団しなくちゃならない。
だから、
『どうしても無理だと判断したら……
私を使って。スタンドを使いたいところだけど、今は私のスタンドは使うべきじゃない。ライターの炎がきっと消える……』
『今ここで……私を切り捨てるのも一つの術だからね』
仕方ないわ。彼が最優先だもの。
彼を通過させられるようにどうにか、身代わりにならなきゃ。
ジョ「ダメだ」
『…ジョルノ、』
ジョ「僕は君と一緒にこのテストを乗り越える」
ジョルノは炎を消さぬよう手の中の死角にライターの隠した。
……それでやり過ごせるの…？
刑務官は私のチェックを終え、ジョルノのチェックを始める。
刑務官「OKです。何も問題はありません。
出ることを許可します。ただし、」
「手のひらも開けて見せた後です」
ダメだ……やっぱりバレる…！
私が一か八か攻撃するために刑務官に手を伸ばそうとした瞬間、
刑務官「……花…」
彼が手に持っていたのは花だった。
あぁ、ライターを花に変えたのね…炎を花びらの中に隠して。
刑務官もこの程度なら、と許可してくれたため私達は無事に刑務所を出た。
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胡蝶(プロフ) - むさん» そのように言っていただけるなんて…！とっても嬉しいです…！更新も頑張ります、ありがとうございます！ (2022年1月2日 21時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 胡蝶さんの作品大好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2021年12月4日 4時
