81話:亀ちゃん ページ36
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ネアポリス駅構内
フィレンツェ行き 16:35発 6番ホーム
現在の時間 16:31
ジョ「ブチャラティ、そろそろ発車の時刻です……そろそろ乗らないと」
ブ「わかってる……」
『どうかしたの？
キーを使って中から取り出すだけじゃない…』
ブチャラティ、何を焦ってるの？
早く乗らないと列車が出発しちゃう。
ブ「ホームの水飲み場………他に無いよな…？
違うんだ……この鍵穴じゃあないんだ…。
このキー入りもしないんだ…！！」
キーが入る場所がない！？
すでに情報がバレているという可能性は低いはずよ…！
ついさっきその指令を私達が見たというのに…！！
でもこのキーが合う錠や扉がないのは事実…。
じゃあ一体……このキーは何に使うわけ！？
他にキーが合いそうな場所なんて何処にも……
ジョ「ブチャラティ…一列車遅らせますか…？
次の列車は15分後のローマ行きですが…」
ブ「だめだｯ！敵に襲われる可能性が高くなる、一刻も早くここを去らねば…！」
『そうね…ジョルノ達を襲った敵がもうすでに情報を仲間に伝えていたなら……ここにもう、居るかもしれないわね…』
ブ「６番線！亀のいる水飲み場！
たしかにここに間違いないのに…！
くそｯ、一体…………………………亀…」
『ブチャラティ！早く行こう…！』
私は電車から降りて、亀を手にしているブチャラティの腕を引っ張った。
顔を見るにどうやら彼にはキーの使い道が分かったようだから。
彼も私に引っ張られるまま列車に乗り込んだ。
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胡蝶(プロフ) - むさん» そのように言っていただけるなんて…！とっても嬉しいです…！更新も頑張ります、ありがとうございます！ (2022年1月2日 21時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 胡蝶さんの作品大好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2021年12月4日 4時
