77話:おかえり！ ページ32
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『…ナランチャ…大丈夫かな』
食料品やトリッシュに頼まれた物を買いうため先程ナランチャが車で出ていった。
私達はトリッシュを護衛するためにとりあえずブドウ畑の隠れ家に移動した。
私…彼のことまだよく知れてないし心配しすぎかもしれないけど、でも…
私がこんなにもナランチャを心配しているのにはちゃんと理由がある。
彼……地図、覚えてるかな…
やらなきゃいけないこと、全部できるといいんだけど……心配。
でも今回はナランチャのスタンドが尾行者がいたときに役立つらしい。
たしか、エアロスミスだっけ？
ト「A、向こう行きましょ」
彼女は皆と一緒にいるのが嫌みたい。
トリッシュと２人で2階に上がり、彼女の話を聞く。
雑誌やモデルの話など私にはよく分からない話で、それを伝えると彼女は１から教えてくれた。
みんなにはちょっと冷たいけどそれも今は仕方ないし、根は優しい女の子だとよくわかる。
トリッシュの話を聞くのは楽しい！
私の知らない普通の生活の話は聞いてて面白いからね。
気がつくと時間はあっという間に過ぎており、窓の外に車が見えた。
『ナランチャが帰ってきた…！
トリッシュ、ここで待っててね、ちょっとだけ皆のところに行ってくるから』
何かあったら呼んでと告げてから下に降りると、外にジョルノがいたため後ろから背中に抱きついてみる。
ジョルノは少し驚いてこちらを見た。
『トリッシュに気があるの？』
彼は2階の窓から外を眺めるトリッシュを見ていたのだ。
なんとなく聞いてみると
ジョ「まさか。僕は君しか見てませんよ」
『はは、なにそれ、ふふふ』
冗談で返されちゃった、ふふ。
昔に比べたらちゃんとした子に育ったよねぇ。
冗談で笑いあえるし、けっこう紳士になったと思うし。
私安心したよ…。
ジョ「……信じてませんね…？」
私は集まっている皆のもとに向かう。
ﾎﾞｿｯと何か聞こえた気がしてジョルノの方を振り返ったけど、トリッシュと目があった。
もしかしてトリッシュに呼ばれたのかな。
あ、手振ってる。
私が振り返すと満足そうに笑って部屋の奥に戻っていった。
んふふ、それだけのために呼ぶなんて可愛いわね。
ジョ「……」
ア「ブチャラティ、俺はもうこの隠れ家はヤバいと思う…。
すぐにここを出るべきだぜ」
ブ「だがどうやって移動する…？」
ブチャラティの後ろに踞るナランチャは怪我を負っていた。
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胡蝶(プロフ) - むさん» そのように言っていただけるなんて…！とっても嬉しいです…！更新も頑張ります、ありがとうございます！ (2022年1月2日 21時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 胡蝶さんの作品大好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2021年12月4日 4時
