48話:躊躇った理由 ページ3
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ジョ「さっきへし折ったお前の歯に生命を与えてハエとして生まれ変わらせた。ハエはお前のところに帰っていき、見分けがつくって訳だ」
ジョルノとブチャラティが向かい合う。
邪魔しない方がいいわよね。
ジョルノが勝つから、大丈夫だ。
倒れている一般人を引きずって少しずつ２人から離れる。
巻き込まれたら危ないからしばらくこの人の側で見てよう。
『………！』
この人の腕………そういうことね。
何だアイツ、意外といいヤツじゃん。
ジョルノも気づいてるのか。
ははは、ブチャラティ、殺られると思って叫んでる。
私はブチャラティの横を通りすぎてこちらに向かってくるジョルノに微笑んだ。
『お帰り』
ジョ「君も気づいたんですね」
ブ「……！？射程距離の外へ…！？」
ブ「何をしている？何故俺にとどめを刺さない！？」
ジョ・貴「……」
私達はお互いの顔を見合せて笑った。
『あんたがいい人だからね』
ジョ「ギャングだけどいい人だ…。
あんたは今僕への攻撃を一瞬躊躇ったから、僕もあんたへの攻撃をやめたんだ」
『あんたは自分から外したこの人の腕を見たとき……この腕の異常に気づいてショックを受けた。
だから一瞬攻撃をやめた……でしょ？』
ブ「……」
ジョ「麻薬をやっているこの腕にショックを受けて」
彼がショックを受けたあの一瞬があったからこそジョルノはゴールド・Eを叩き込めた。
彼がショックを感じず躊躇わなかったなら、ジョルノは今頃バラバラになって地面に転がってただろうね、もしかしたら私も。
さ、ジョルノ。夢への１歩を……
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胡蝶(プロフ) - むさん» そのように言っていただけるなんて…！とっても嬉しいです…！更新も頑張ります、ありがとうございます！ (2022年1月2日 21時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 胡蝶さんの作品大好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2021年12月4日 4時
