59話:貴方が強くなるには ページ14
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コーイチのスタンドは矢を刺されそうになったが身を呈してゴールド・Eがその矢を受け止めた。
そして手すりを朝顔に変えて垂れ下がらせることで日光の下へと出たヤツは叫び声をあげて影の中に消えた。
私は落ちてきたコーイチを受け止める。
『大丈夫？』
康「あ……う、うん…ありがとう」
ジョ「近くに影があったから逃げられた…」
『でもビンゴだったわね、完璧に日光の中に引きずり出せば勝てるわよ』
康「今のは…〈弓と矢〉の〈矢〉だｯ！
君たちは何で矢を持っているスタンドに攻撃されているんだ！？」
校舎の影に再度アイツが現れた。
コーイチに私達は何も知らないと伝えたけど信じてくれるだろうか…。
でもコーイチはあの矢について知っているみたい。
それに様子を見るに矢は決していい物ではないと窺える。
康「…………なぜ僕を助けた？」
ジョ「そんなことよりもう日が暮れるんだ。
矢のことを教えてくれｯ！」
康「なぜ僕を助けたんだ！
盗っ人のお前達に恩ができたなんて思わないからなｯ」
ジョ・貴「……」
『…それでいいわ……恩なんて、そんなこといいのよ…
私達だってあんたに恩を売ったつもりはないもの…。
……ライターの点火は私達が原因よ…
…あのおじいさんはどうしようもなかったの…』
ジョ「いや…違う。おじいさんの点火は僕のせいだ。
僕の行動が原因なんだ…。
凄く嫌な気分だ……自分の行動は正しいと信じているが、とてもドス黒い気分なんだ」
先程の攻撃で血が滴り落ちる手を彼は悔しげに握った。
あぁ…ジョルノ……
貴方の味方をして、貴方のせいじゃないと言ってあげたい。
でもそれじゃあいけないと何故だか分かる。
私は知ってるから。
貴方はこれからもそうやって強くなっていくって…
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胡蝶(プロフ) - むさん» そのように言っていただけるなんて…！とっても嬉しいです…！更新も頑張ります、ありがとうございます！ (2022年1月2日 21時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 胡蝶さんの作品大好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2021年12月4日 4時
