[東京喰種]サワルナキケン。[月山習]

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毎日のようにあんていくへ行ってる。



「おっす」


「Aかよ」


「かよってなんだ」



トーカに来るなり失礼なことを言われた。


一応客なんだけど。



「…カネキってさ、なんで喰種になったの?」



元は人間だったらしいじゃん。


コーヒーを口に含む。


ちらっとカネキを見た。



「あー…えっと……臓器移植されちゃって……」


「……あぁ。なるほど。あれがカネキなのか」



噂は聞いたことある。


本当の事だったとはね。



「Aちゃんも半喰種って聞いたんだけど…」


「そうだよ」


「半喰種って、元からの人もいるの?」


「いるいる。喰種と人間のハーフとか」


「じゃあAちゃんもそうなんだ」


「…そうなんじゃない?あたし両親のこと知らないから」



そう言って笑うと、微妙な顔になるカネキ。



「気ぃ遣わなくていいよ」


「うん…ごめんね」



…言いたい。


今君はとてつもない変態美食家から狙われてるんだよってことを。



だがそんなことを言えば習に何されるかわからないので黙っておこう。


本当に喰われそうになったら助けようかな。



「そうだ、カネキの目、どっち?」


「どっちって…」


「赫眼になる時」


「左…だよ」


「お、一緒じゃん」



自分の左眼を指す。


一緒の人は初めて会ったなぁ。




「……ん?」


携帯が鳴った。


見ると、習。思わず眉間に皺が寄る。



……帰ってこい?ったく、来たばっかだぞ。



…まぁいいや。コーヒー飲んでから行こ。





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