授業4 ページ9
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午前の授業は全く集中できなかったものの、午後はものすごく頭が回る。
集中して授業をしていた所為か、すぐに終わったように感じたAであった。
とんでとんで放課後、ホームルームが終わるとクラスメイトは一斉に部活や自宅に向かった。
Aもその集団に混ざり、帰ろうとする
が、1人の教師によってそれは止められた。
「どこへ行くのですか?Aさん。机の寝心地のお話し、お聞かせ願いたい。」
『...離してください。』
Aは松陽に手首を掴まれた。
いくら引っ張っても、片方だけ手錠をかけられたように動かない。
『私、帰らないと行けないんです。もう居眠りはしないので、どうか許して...ください。』
Aは俯いた。
松陽は少し躊躇いながらも、Aの手首を離した。
「いいでしょう。ですが――」
Aは結局説教か、なんて思った。
「バイトよりも、君の身体を大事にして下さいね。」
そう言って松陽はAの頭をポンポンと撫でた。
働いてるなんて言ったことがない。ましてや出会ったばかりなのに、
『なんで、わかるんだろ...』
Aは正直いって少し、嬉しかった。
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銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ( ; ω ; ) (2017年5月4日 13時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ごめんなさい (2017年4月5日 15時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ドンだけ更新遅れてるんですかね? できれば早くしてください!<○> (2017年3月28日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
ピヨノ - 超面白いですが続きまだですか? (2017年3月15日 10時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
りりりりりりりん - とても面白かったです!更新まだですか(о∀о)? (2017年3月12日 15時) (レス) id: 95f3777dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:坂田美奈子 | 作成日時:2016年3月19日 14時