松陽先生の好きな人だーれ【3年Z組】

入学式4 ページ4

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話が終わると、何か用事を思い出したようで

Aは先に帰った。

残されたのは、仔攘夷組。

まぁ、今は高３で仔攘夷とはかけ離れているが。

3人は真剣な顔をしていた。

｢銀時、高杉、貴様ら進展はあるか？｣

｢今日の状況見りゃ分かんだろ。３年目でやっと同じクラスになれたのによォ、あっさりしてやがる。｣

天パを掻きながら、今日セクハラしたことを思い出す銀時。

｢俺ァ抜け駆けなんざしてねーよ。第一、アイツがそーゆー対象で見てるわけねェだろうよ。ヅラ、テメェはどうなんだ？｣

高杉に聞き返され、腕を組む桂。

｢そうだな。俺もあの時から何も変わりやしない。｣

｢でも今日ヅラが抱きついてもあんま嫌がってなかったじゃねーか！サラサラストレートだからかコノヤロー！｣

八つ当たりか、銀時は桂にバニラシェークを投げつけた。

｢止めんか銀時！｣

こちらでギャーギャー始まると、高杉が口を開いた。

｢じゃあ明日の昼にでも訊きゃいーだろ。テメェはどんなヤツがタイプなんだってな。｣

その案には銀時も、桂も素直に賛成した。

まぁ、よく考えてみれば話題の女子生徒と一緒にランチできるし？

さり気なく隣に座ってその女子生徒の弁当つまみ食いできるし？

そんなしょーもないことを考えていたのである。

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