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後輩1 ページ26

教室に入ってもなお、桂は手を離さなかった。

『小太郎、もう着いたから離してもいい?』

「あ、あぁすまない。」

頬を染めながら自分の席に向かう桂だった。

Aは着席し、本を読もうとした瞬間――――

『...誰ですか。』

目の前が暗転した。

すると、聴き覚えの声。

「おはようA」

『神威、だっけ。』

そうそう、と少し嬉しそうにしながら手を離す。

そして、直ぐに後ろから抱き着いた。

フワッと柔軟剤の香りがする。

中に着ている服からだ。

『何してるの、』

「Aいい匂い、俺の妹と同じような香り。」

そう言われて神楽の方を見るA。

いや、雰囲気違うでしょ、と思ったAだが、実際神楽の匂いを嗅いだわけでもないので、口には出さなかった。

「何やってんだテメェ」

とそこには怒りマックスな高杉。

「あ、シンスケおはよう!」

悪気のない神威はヘラヘラと高杉に挨拶した。

「おはようじゃねーんだよゴラ、今すぐ永遠におやすみなさいにしてやろーか?」

「いいじゃないか、暫く会ってない可愛い妹の香りと同じだから、楽しんでただけなんだから。」

高杉は呆れたものの、きっちりと神威をAから引き剥がして席についた。

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銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ( ; ω ; ) (2017年5月4日 13時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ごめんなさい (2017年4月5日 15時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ドンだけ更新遅れてるんですかね? できれば早くしてください!<○> (2017年3月28日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
ピヨノ - 超面白いですが続きまだですか? (2017年3月15日 10時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
りりりりりりりん - とても面白かったです!更新まだですか(о∀о)? (2017年3月12日 15時) (レス) id: 95f3777dd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:坂田美奈子 | 作成日時:2016年3月19日 14時

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