松下村塾2 ページ24
朝ごはんを食べた後、Aは制服や荷物の心配をしたが、流石朧
Aの荷物は全て松下村塾へ移動されていた。
さっきまで布団が敷かれていた部屋に戻ると、その荷物があった。
『先生、ありがとうございま――』
松陽はAに近づき、人差し指でAの唇を押さえた。
「ここでは松陽でいいですから。」
そう言って微笑む。
『っ...?』
Aは自身の不思議な感情に、疑問を抱いた。
その後松陽は部屋を後にし、Aは着替え始めた。
銀時が覗いているとも知らずに...
*
「なァお前ら、今日のAのパンツ黒だったぜ!しかもレース付の結構エッロいやつ!」
「ガキか貴様は!」
「くだらねェ...。」
桂も高杉もこの言葉とは裏腹に、顔が赤い。
「結局テメェらも興味深々じゃねーか!」
廊下の陽が当たらない陰で話していた3人だが、
少し騒ぎすぎたようだ――――
「銀時、覗いたのですか?」
いつの間にか、笑顔で拳を作る松陽が立っていた。
3人は蒼ざめる。
「し、松陽、これは誤解――!」
「女の子の着替えの覗きだなんて、そんな子に育てた憶えはありませんよ。」
もの凄い拳骨が、銀時の頭を直撃する。
銀時は床に埋まっていた。
*
『何の音だろう。』
Aが着替えていると、木が砕ける音がした。
どうしても気になったので、音のする方へと向かった。
『何の音ですか、今...のは...。』
笑顔の松陽、埋め込まれた銀時、蒼ざめた高杉、桂。
そこはまるで地獄絵図だった。
『先生、じゃなくて松陽、これは――』
「貴女も油断はいけませんよ。A。」
Aは呼び捨てされたことに、少し驚いた。
桂と高杉と松陽は部屋に行ってしまった。
埋め込まれた銀時を可哀想に思ったAは引っ張り、引き上げた。
すると、その勢いで後ろに倒れる。
『っあ...!』
「うおあああ!」
あと少しというところで、銀時がAの後頭部にてを回した為、Aは頭を打つことは無かった。
だが、悲惨な状態である。
銀時はAに馬乗りになっていた。
「よけようと思ったけど、これも悪く――」
先に行ったはずの桂が銀時に飛び蹴りをかました。
「何しやがるヅラ!」
「ヅラじゃない!桂だ!貴様こそ何をしている!今すぐそこを退け!」
救世主桂によって、Aは野獣銀時から逃れられた。
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銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ( ; ω ; ) (2017年5月4日 13時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ごめんなさい (2017年4月5日 15時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ドンだけ更新遅れてるんですかね? できれば早くしてください!<○> (2017年3月28日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
ピヨノ - 超面白いですが続きまだですか? (2017年3月15日 10時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
りりりりりりりん - とても面白かったです!更新まだですか(о∀о)? (2017年3月12日 15時) (レス) id: 95f3777dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:坂田美奈子 | 作成日時:2016年3月19日 14時