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潜入調査5 ページ20

その後、朧が用意していた車で松下村塾へ向かう。

松陽のスーツはAの涙でぬれていた。

当の本人は泣き疲れ、寝てしまった。

「悪いのは俺達なのかもしれんな。」

沈黙を破ったのは桂だった。

「そうだな。なのに俺ァ、アイツに怒鳴っちまった。」

「女の大丈夫は、助けてってことをすっかり忘れちまっていたんだな俺達ァ。」

銀時、高杉も後悔をしている。

『寝顔、可愛らしい。』

そんな中、空気を読めと言いたくなる発言をした松陽。

だが3人は突っ込む前に、Aの寝顔に見とれていた。

「少し闇が消え去ったようだな。」

心なしか顔が明るい、と桂。

4人が見とれているうちに、目的地である松下村塾に到着した。



「先生、Aは俺が運びます。」

『心配いりませんよ、私が運びますから...あ、それとも運びたいのですか?』

松陽は少しイタズラっぽく笑う。

「い、いえ、一応俺の幼馴染みなので...先生にはこれ以上迷惑をかけたくないと思いまして――」

すると松陽は既にAを背負っていた。

『Aさんは、私のクラスの生徒でもありますからね。気を遣わないでください。』

先に建物の中に姿を消す松陽の後ろ姿を3人は見つめていた。

「どうやら俺達以外にも敵が現れたようだな。」

「それも一番相手にしちゃならねェ人だ。まさか先生とはなァ」

高杉は苦笑する。

「つーか松陽、Aの言ってた好きなタイプに今んところ全部当てはまってんじゃねーか!」

3人は月の下で焦りを感じ始めていた。

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銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ( ; ω ; ) (2017年5月4日 13時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ごめんなさい (2017年4月5日 15時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ドンだけ更新遅れてるんですかね? できれば早くしてください!<○> (2017年3月28日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
ピヨノ - 超面白いですが続きまだですか? (2017年3月15日 10時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
りりりりりりりん - とても面白かったです!更新まだですか(о∀о)? (2017年3月12日 15時) (レス) id: 95f3777dd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:坂田美奈子 | 作成日時:2016年3月19日 14時

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