検索窓
今日:26 hit、昨日:7 hit、合計:29,257 hit

潜入調査4 ページ19

「さ、皆さん、この方々を署までお願いします。」

「承知しました虚様!」

旦那と従業員が警官に連れていかれた。

Aの目は光が宿っていなかった。

まるでくすんだビー玉のように。

『ついに高校に通えなくなるのか...。そして、今日は私の――』

胸ぐらを掴まれる。

「A!テメェいつからんな事やってた、

いつから俺達を信じなくなった、

いつから、テメェは笑わなくなっちまったんだ!」

銀時の握り拳は流血していた。

『銀時や、小太郎、晋助のことは信じてるよ。

でもね、迷惑、掛けたくなかった...。

嫌われたくなかった...!』

「お前な――」

「銀時、」

と松陽は銀時の肩に手を置き、首を横に振る。

そして、Aの元へ――

「実は、貴女の事調べさせていただきました。どうやら貴女は施設から自立したのではなく――――」

Aは俯き、ボロボロと涙を流す。

そして、耳を塞いだ。

「捨てられたようですね。」

その瞬間、Aは膝から崩れ落ちた。

耳を塞いでも、聴こえてしまう現実。

そして、松陽はAを抱きしめた。

「さぞ悲しかったでしょう。」

『だか、ら、みんな...しんよ、できな、かった...。』

泣いたせいで、呼吸が乱れる。

「でももうそんな寂しい思いはさせません。

私が約束しましょう。

Aさん、









松下村塾へ、ようこそ。」

松陽はAの耳元で優しく囁いた。

潜入調査5→←潜入調査3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 吉田松陽 , 3年Z組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ( ; ω ; ) (2017年5月4日 13時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ごめんなさい (2017年4月5日 15時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ドンだけ更新遅れてるんですかね? できれば早くしてください!<○> (2017年3月28日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
ピヨノ - 超面白いですが続きまだですか? (2017年3月15日 10時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
りりりりりりりん - とても面白かったです!更新まだですか(о∀о)? (2017年3月12日 15時) (レス) id: 95f3777dd4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:坂田美奈子 | 作成日時:2016年3月19日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。