松陽先生の好きな人だーれ【3年Z組】

潜入調査1 ページ16

｢話ってなんですか先生。｣

銀時は無気力な感じで松陽の元へ来る。

その背後には高杉と桂も。

｢実は、君たちに潜入調査をしてもらいたくて。｣

｢先生は行かねーんですかィ｣

と高杉。

｢ええ、私はちょっと個人的に気になることがありましてね。そちらの方に回ります。ですから、君たちに頼みたいのですが――｣

松陽が苦笑いしながら訊ねると、３人は承諾した。

松陽は“ありがとうございます”とまたいつもの笑顔に戻った。

3人は嬉しく思う。

だが...

｢君たちには朧がついて行ってくれますからね、安心してください。｣

３人は固まった。

｢先生、それには反対です。｣

｢それはどうしてでしょう？｣

すると桂は拳に力を込めながら言う。

｢だって俺、









幼い頃アイツにオセロで負けたんですよ。｣

｢そんな理由かよ！実にどーでもいいわ！｣

銀時が激しく突っ込んだ。

｢先生、俺もヅラに同意します。だって俺









あいつにドミノ倒されたんすよ。｣

｢いや来ると思ったけど！？来るとおもったけどボケんならヤクルコにしろよ！！！｣

銀時はなぜか突っ込みキャラになっていた。

いや、ならざるを得なかった。


｢ま、俺らがなんとかアイツと協力すっからよォ。気にせずそっちはそっちで仕事してくれよな。｣

｢頼みましたよ。｣

松陽は3人の後ろ姿を消えるまで見つめた後、あるものを調べた。

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