委員会4 ページ15
松陽は携帯電話で、その知り合いとやらに連絡をする。
「...あ、もしもし朧ですか、お久しぶりです。」
「虚様、お久しぶりでございます。どうでしょうか、そちらの様子は。」
「ええ、とても有意義な毎日を過ごしていますよ。銀時達が子供たちの面倒を見てくれますからね。」
「左様でございますか。...ところで、ご要件は...」
「それがですね、」
松陽は夜空が見える軒に立ち、星を見つめながら話す。
「今回私のクラスの生徒が、あの違法クラブで働いているか確かめたかったんです。その子はどうも、銀時達の大切な幼馴染みらしくて。」
「ならばこちらでクラブの手続きをし、潜入調査を致します。金額等のご心配はなさらずに。」
「いえ、潜入調査は私が行いますよ。」
「虚様...」
「あの子がどのような思いで働いているのか、見てみたいと思いましてね。」
「...では会員の手配のみさせていただきます。それでは失礼します。」
虚――実は吉田松陽は特別警察組織の1つ、天照院奈落の首領というもう一つの顔を持つ。
天照院奈落は、違法で行われている事業を徹底的に潰すためにつくられた一流警察部隊。
どちらかというと探偵のようなイメージだ。
虚とは、彼のコードネームである。
朧は松陽が不在のため代わりに首領を務めているのだ。
「さて、寝る前の読み聞かせでもしてきましょうか。」
いつもの笑顔で子供たちのところへ向かった。
42人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ( ; ω ; ) (2017年5月4日 13時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ごめんなさい (2017年4月5日 15時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - ドンだけ更新遅れてるんですかね? できれば早くしてください!<○> (2017年3月28日 18時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
ピヨノ - 超面白いですが続きまだですか? (2017年3月15日 10時) (レス) id: ce9256483a (このIDを非表示/違反報告)
りりりりりりりん - とても面白かったです!更新まだですか(о∀о)? (2017年3月12日 15時) (レス) id: 95f3777dd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:坂田美奈子 | 作成日時:2016年3月19日 14時