【◇】 愛して溺れて狂わせて。

▽沢村栄純 ページ2

【同級生彼女】

・

『へぇー！男の子って感じだね』

沢「ま、まーな」



彼氏の栄純と付き合って初めてのお部屋デート


倉持先輩と増子先輩は気を利かせたのか
そそくさ部屋から出て行ってしまった




彼氏の部屋で2人きり




そーゆー展開を期待してしまうのは
仕方のないことで……




沢「な、なんか飲むか！
確か冷蔵庫にプリンが……」

『……栄純』

沢「……っ」




さっきからソワソワ落ち着かず、


私と目も合わせてくれない栄純の背中に
ぴとっと貼り付けば、ビクッと跳ねる彼




『……しないの…？』


沢「！！」

『わ、私は、ちゃんと準備してきたよ』




新しい下着も、薬局で買った避妊具も



ただ、心の準備はまだ余裕がないけど……




『……ぁ、ごめん。変なこと言って』

沢「……」

『今の忘れて！宿題でもする…っわ！？』



慌てて背中から離れれば、



グイッと腕を掴まれてそのまま床に
押し倒された



・



沢「……今から」

『……んっ』

沢「して、いいっすか……」



恥ずかしいのか首元に顔を埋めて
敬語になりながらそう言う栄純




していいっすかって聞いときながら……



ばりばり下腹に固いのが
当たってるんですけど…




・




『いいよ』


沢「！」

『していいよ……っん』



頬に手を添えて、優しくキスをする栄純



何度も角度を変えてキスを落とし、
苦しくなって口を開けば、




『んぁ…っ！？』



ぬるり、と生温かい舌が割り込んできた



初めての大人のキスに戸惑っていると、


スルリと入ってきた大きな手が
ぎこちなく私の体を這い回る




『あ、ゃっ……ん』

沢「A」

『っ…なに？』

沢「余裕なくて痛いかもしれねーけど……。
ちゃんと、優しくするから」

『……っぁ！』



答える代わりにゆっくり頷けば、



栄純の手が下半身に伸びた




・



・



・



・



・



・



『ちょ、むりっ……痛い！』

沢「力……抜けって……！」

『むり、だって……んぁあっ！』


＊＊＊

▽小湊春市→←＊for you……

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