大好きな君が心配なんです【すとぷり】

11.低血圧(莉犬)ﾘｸ ページ33

更新遅くなってすみません…
止まってる間に、評価50、お気に入り登録250を越えました…！本当にありがとうございます！
これからも頑張りますのでお付き合いよろしくお願いします！
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莉犬side.

今は土曜日の午前8時。

今日はAと一緒に握手会で着る服を買いに行く約束をしてるんだけど、一向に起きてこない。「7時には起きて準備する！」と昨日は張り切って早く寝ていたのに…。

(…起こすか)

別に買い物なんて、Aと一緒に行けるなら俺は昼からでもいいんだけど、起こさなかったら後からAが嘆きそうなので部屋まで起こしに行くことにした。


「Aー？朝だよー」


ベッドの上の掛け布団はこんもり盛り上がっていて中にAがいることはわかるけれど、俺の声に反応する気配がない。
寝起きは良くないほうだけど、声を掛けても起きないことなんて今までなかったのに。

不思議に思い今度はベッドの近くによって、布団の上から体を軽く揺さぶりながらもう一度声を掛ける。


「Aー？」

『………ん』


今度は声に反応してもぞもぞ動きだしたが、まだ寝惚けているらしい。


「買い物行かないの？あ…もしかして具合悪いの？」

『……ん、大丈夫。…起きる』


昨日まであんなに張り切っていたのに、嘘のようにテンションが低い。寝起きだからかとも思ったが、こういうときのAは寝起きでもすぐに楽しそうに準備をし出すから関係ないはず。


「ねぇ、本当に具合悪いんじゃない？」

『…え？大丈夫だよ、起きる』


そう言ってAは準備をしようとベッドを降りようとした、が……


「っちょっと！！」

『うわっ、ごめんごめん』


立とうとした瞬間、足元がふらついた様子で前に倒れそうになった。幸い倒れた先に俺がいたから支えられたけど、見ると顔色も悪い。

そこで俺はあることを思い出した。

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短いですが次に行きます

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