【黒執事×黒バス】悪魔で執事な私が、日本に帰国することになりました。

Story 11 ページ13

＿次の日＿



ｻﾞﾜｻﾞﾜ


「昨日桜ヶ丘さんの家の人がいたらしいよー」


「え？彼氏じゃないの？」


「分かんない〜」


「昨日見たけど凄いカッコ良かった！」


「なんかいいなー美人は」


「んね〜」





ｶﾞﾗﾗｯ


『…』


ｼｰﾝ



…学校では寝ない。


少しだけ、学びました。



「桜ヶ丘さん！昨日の人って誰なの？」


「気になる〜」


『昨日の人…？誰ですか？』


「えぇ！？桜ヶ丘さんの家の者とか言ってたよ〜」


『私、一人暮らしですよ…？』


「えっ怖いね…気を付けてね桜ヶ丘さん」


「昨日の人不審者だったんだね〜」


「っていうか話してみると良い人だよね桜ヶ丘さん」


「それね！」



私は実際一人暮らしですからね。


男の私は不審者扱いされてしまいましたが、まぁいいでしょう。



ｶﾞﾗﾗｯ


先「席つけー、授業始めるぞ」



また退屈な時間が始まるようです。





*





ｶｷｶｷ…


「ふぅ…」


ﾌﾟﾙﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙﾙｯ



…なんかポケットがブルブルしてます。



先「…おい！誰だ携帯持ってきてる奴！」


「これが、携帯…」



なるほど、つまり電話をされているということですね。


…私に電話をするものはあの人しかいません。



「すみません、私です」


先「桜ヶ丘？転校してから早々いい度胸してるなぁ…後で職員室に来い」


ﾋﾟｯ


『もしもし？』


先「電話出るのか！？」


シエル『だ、誰だ！？』


『私ですよ。先生、少し廊下に行かせて頂きます』


先「もう勝手にしろ…」


『はい。』


ｶﾞﾗﾗｯ


『坊っちゃん、私です』


シエル『…声高い』


『実は、制服を頼み間違えまして…』


シエル『…それで女に？』


『はい。』


シエル『ふーん…A、電話の仕方くらい覚えろ』


『坊っちゃんが言うのなら』


シエル『僕が言わなくてもそれ位…まぁいい。仕事が落ち着いた。近々日本へ行こうとしてる』


『細かい日程は…？』


シエル『…そうだな。明日』


『…明日ですか。随分急ですね』


シエル『日本には下見もしに行きたいと思っていた。日本の社長とも会議を…はぁ、忙しくなる』


『坊っちゃんも長期滞在ですか？』


シエル『会社を建てるんだ。しかも英国から遠い日本。早くても1ヶ月はかかる』


『わかりました。明日、私なりのおもてなしを坊っちゃんに。』


シエル『あぁ。』


ﾋﾟｯ



帰ったら家を整えなければなりませんね…。

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