桜の｢歌｣と春の｢音｣

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あの日私達は、離れ離れになってしまった。

君を好きだと気づいたのは

君がいなくなった後のこと。

この先誰も好きにならない。

もう私は歌わない。

もう私は楽器を弾かない。

｢音｣を好きにはならない。

この感情を永遠に無くそう。

君の事を好きにならないためにも。

私の思いは、

桜の花びらに乗って、春の風に飛ばされた。

音楽は、嫌いなんじゃない。

好きだった。

いや、今も好きだ。

でも、歌を歌おうとすれば声は震え

楽器を弾こうとすれば、手が震える。

歌は、確かに歌えない｡

でも、楽器はすべてが弾けないわけじゃない｡

「ギター」

これだけはできる。

だから私に残された手段は、

生まれつき持っている「絶対音感」と

たった一つ弾ける「ギター」

もっと他の楽器も弾きたい。

自分で作った歌を歌いたい。

この願いが叶うことは無いだろう。執筆状態：連載中