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11歳の頃に最愛の母が亡くなった。
それ以来父が笑うことはなくなった。
12歳の頃に新しい母が来た。
その人は『私』以外には優しかった。
新しい母は私には冷たかった。
家事は何もやらない人だった。
すべて私がやった。
雪の中隣町まで買い物に行かせられ、
真冬に素手で洗濯をしろと言われ、
買い物の帰りが遅かったら打たれる。
そんな私はいつも傷だらけ。
父はいつも見ないふり。
弟達も見ないふり。
新しい母には連れ子がいる。
みんな私より年上。
全員海外に行っていて一度も会ったことがない。
亡くなった母に会いたいと何度思ったか。
どうして誰も助けてくれないのと何度思ったか。
父は私が嫌いなのかと何度思ったか。
そんな無駄なことを考えていても意味は無い。
誰も助けてくれないのなら
自分でどうにかしなくてはと思いながらも
まだこの家で家政婦のようなことをしている。
私だってこの家の子なのに。
新しい母は既に家族と認められているのに。
私はいつこの人達の家族になれるの?
いいえ。そんな日は二度と来ないわ。執筆状態:連載中





















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作者名:癒瑠璃 | 作成日時:2016年11月3日 20時

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