星に紛れる ページ8
『ふぅー、ここが赤司くんのい、え?』
おっきい。
お金持ちだとは聞いていたけれど……
ここまでとは!!!
赤司「今日は親がいないから、家で少し休んでいけばいい」
『ありがとう!』
庭広い!
部屋も大きい!
ソファーふかふか!
というか・・・
物が高そうすぎて、
身動きがとれないぃぃ
赤司「フフッ、落ち着いて」
ちょっとまてぇぇぇぇぇえ
この状況、よく考えたら、、
赤司くんと二人きり!?
しかも家で!?
考えてみたら緊張してきたあああああ
赤司「落ち着かないと、食べちゃうぞ?」
……え?
赤司「この台詞を言うと落ち着くって、モデルの黄瀬の雑誌に書いてあった」
きーちゃん!?なんてことを言ってるんだ!!
そもそも赤司くんが自主的に
雑誌とか読むはずないから
ああやつだ。
大ちゃんこと青峰めえええぇ!
後で説教だよ!!
赤司「効果は抜群のようだ。今後も使おう」
『まってまって!ダメだよ!!』
赤司くんのことが好きな人が
こんなこと聞いたら、剥げちゃうよ!!
赤司「?なぜなんだい?」
……
『そういえば!バスケ部マネージャー一同からのチョコだよ!ほら!』
赤司「……ありがとう。でなぜなん
『私個人からのも!あるから!どうぞ!』
想いを込めて作ったチョコレート
赤司くんの運命をかえられますようにって
赤司「ああ、ありがとう。それで、なぜ
『じゃあ私、帰るね!』
剥げちゃうからとは言えず、
赤司くんの家を飛び出した
_____________
どうしたんだろうか
急に家を飛び出していったAさん
俺の手に残ったのはハート型のチョコ
それを口に含んでみる
甘い。そしてほろ苦い
ブラックチョコで作ったのか
一体いつになったら
この気持ちを口にできるのだろう
空に光る星々のなかに
彼の想いは紛れたまま
オマケ
私、剥げちゃうっていったけど、
私も赤司くんのこと好きだから……
剥げちゃうの??
『そんなのヤダー!!』
いつも以上に優しく髪を洗うAであった
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作者名:ひゅみ | 作成日時:2020年6月5日 17時