赤い恋 2 [赤司征十郎]

1週間 ページ27

『え"！？なんでなんで？』


〜昼休み〜


私は現在中1であることが分かった

中1の秋、ってことは

みんながバラバラになるまであと1年で

ちょうどそろそろ百人一首大会がある頃だ





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『ねえ結衣ちゃん！私と大ちゃんってどういう関係なの！？』


結衣「え！？A忘れちゃったの！？青峰くんは彼氏でしょ！」


『なんか、どうしてそうなったのかなーと、』


結衣「…ﾊｧ-」


『た、ため息つかないで教えてー(*T^T)』


結衣「ちょうど1日前、Aは青峰くんに告白されたの」


『そうだったんだ、え！私OKしちゃったの！？』


赤司くんが好きなのに！？

そんなばなな！



結衣「もちろん、しなかった！」


『え、じゃあどうして？？』


結衣「青峰くんの押しの強さに負けて、”一週間だけ“恋人になったの」


！


1日前、ってことは

今日を含めて

あと5日


『そうなんだー、ならいっか！』


結衣「良くないよ！全校にその事知られてるんだから！」


『え？そんなに？』


結衣「公開告白だから」


・・・なにやってるんだ大ちゃん。


『赤司くんにも知られてるってことだよね』


うーん、とりあえず1週間付き合って

1週間後に誤解を解こう！



結衣「そういえば2日後に文化祭リハがあるね」


『なにそれ？』


結衣「来週の文化祭に向けての練習だよ！劇だけだけどね」


『劇？』


結衣「まさか、A忘れてるの！？」


『……何を？』


結衣「うちのクラスの対役はAだよっ！」


「へ？対役！？」

対役→←結局どういうこと？？

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