星火燎原～イナズマイレブン～ (ページ3)

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第2話ページ3

｢あああぁぁ！｣

……うるさいな。

先生が豪炎寺君を紹介しようとしたところでいきなり叫びだした、先程話題に出たサッカー部のキャプテンこと円堂守
しかも立ち上がって指までさしている。

｢なんだ。知り合いか？｣

｢いや、その、知り合いって訳じゃないんですけど……｣

先生にそう受け答えした後、ガッツポーズをしている彼は自分が注目されていることに気づいてないのだろう。

｢いいから座れ。｣

｢あぁ、はい。｣

先生にそう言われて彼はやっと座る。
彼が座ったのをみて先生は豪炎寺君の紹介を始めた。

｢今日から、我が雷門中に転入となった豪炎寺修也君だ。前は、木戸川清修中学にいたんだったな。｣

｢はい。｣

その後は朝のSHRが行われ連絡事項を聞く。
それが終わると授業が始まり、あっという間に昼休みになった。

私は席を立って校長室へと向かうと、すでに夏未が校長室の前で待っていた。
手には帝国学園からの手紙をもっている。

｢珍しく遅いじゃない。｣

｢授業が少し長引いちゃってさ。｣

｢あら、そうだったの。まあいいわ、いきましょうか。｣

ドアをノックをして名前を言うとドアを開けて中に入れてくれる校長先生。

｢失礼します。雷門夏未です。｣

｢星宮紅葉です。｣

｢どうぞお入りください。……今日はどうされたのですか？夏未お嬢様。それに紅葉お嬢様も。どうぞおかけ下さい。｣

校長先生に促されるまま椅子に座る。
向かい側に校長先生が座ったのを確認して夏未が口を開く。

｢今日は校長先生にお話がありまして……昨日、帝国学園サッカー部から練習試合の依頼がありました。私達の意見としては受けようと考えているのですが校長先生の意見としてはどうでしょうか？｣

｢で、ですが夏未お嬢様、我が校のサッカー部は部員が7人しかいないはずですし、試合をできる状況でありません。｣

私はその質問に答えるため口を開いた。