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第1話 ページ2

「おはよーっ!」

「おはよう!」



生徒が周りで挨拶しているのを傍目に校内の見回りを行う。
これは私が生徒会副会長になってからの日課だ。







「今日も異常なし、と。」




見回りを終え、親友の生徒会長に報告をしに行くため理事長室へと向かう。




ドアを2回ノックしてドアを開け、中へと入ると理事長の椅子に座っていた親友が話しかけてくる。



「あら、今日も早いわね。」

「うん。特に問題はなかったからね。」

「敷地広いから見回りも大変でしょう?」


「でも楽しいよ。生徒が生き生きとしていているから、見てるこっちまで楽しくなってくるし。」


「そう。なら良かったわ。そういえば、今日は転校生が来ることになってるわね。あなたのクラスよ。豪炎寺修也といって木戸川清修からの転校生。」




……豪炎寺修也って確か去年、有人の決勝戦の相手チームのストライカーだったはず。


そして、その決勝戦の後から話を全く聞かなくなった。



「豪炎寺修也って、確か1年生ながらエースストライカーとしてチームを引っ張っていた人だよね?かなり有名だったはず……」


「あら、そうなの?うちは弱小サッカー部だからサッカーについては私、詳しくないのよね。」


「まあ、部員7人とマネージャー1人じゃあ、予算を回そうとは思えないもんね。」


「ええ。後は、これね……どうしたものかしら。」




手元にある手紙をみて困った顔をする夏未。

どうしたのかと思い、近づいて手元を覗くとそこには練習試合の依頼が書かれていた。

それも、帝国学園サッカー部から我が雷門中サッカー部への、だ。





「どうして帝国がうちなんかに依頼してきたのかしら……」


「何かしらの理由があっての事だと思うし受けてみるのはどう?そしたら、目的も分かるかもしれないし。」



「……そうねぇ。あ、もしかしたらあの弱小チームを廃部にするいい機会かもしれないわね。紅葉、昼休み一緒に校長室に行きましょうか。」


「分かった。じゃあ、昼休みの見回りは杏奈ちゃんに頼んでおくね。」


「ええ、ありがとう。」


その後、予鈴がなったため私達は急いで各教室へと向かった。

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ユラ(プロフ) - キキさん» 大丈夫ですよ! (2021年2月19日 16時) (レス) id: 81761575c2 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - 質問いいですか? (2021年2月19日 15時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユラ | 作成日時:2020年7月12日 17時

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