八作品目 ページ9
Aside
野球部の練習風景を描き始めて
一週間程度が経過した。
色塗りもまぁまぁ進んできたけど
なんだか私的には違うんだよなぁ…
とちょっとスランプに入っている。
何が違うんだろう。そう考えていると
春市君が話しかけてきた。
春市｢花房さん。難しい顔してどうしたの？｣
｢難しい顔…してた？｣
春市｢うん。僕からも誰から見ても
難しい顔してたよ。何か悩み事？｣
春市君は微笑んで優しい声色で聞く
｢なんだかちょっとスランプ気味で…
なんか、絵に物足りなさを感じてるんだよね。
何が違うんだろうってなってる｣
春市｢……うーん、ならいつもより
ちょっと近づいて描いてるものを
見てみたらいいんじゃないかな？
新しい発見があるかもしれないし…
それか練習風景を実際に近くで見てみたり
したら何かアイディアが浮かぶんじゃないかな？｣
｢なるほど…春市君ナイスアイディア。
少し息抜きも必要かもね。
キャンバスの絵に必死になってちょっと
疲れてたのかも。
練習風景ちょっと近くで見たら描きたいもの
わかるかもしれない。
今度スケッチブック持ってお邪魔するかも。｣
とへらっと笑うと
春市｢息抜きも必要だよ。
少しは悩み解決したなら嬉しいな｣
｢うん、そうだね。気をつける。
悩み、解決したよ、ありがとう春市君｣
ニコリと笑うと春市君は顔を赤くした。
赤面症なのかな？
と思いつつも気にしないでおくことにした。
放課後スケッチブックと筆記用具を持って
近練習風景を見させてもらうことにした。
選手一人一人の動き方や投げ方走り方
色々千差万別十人十色描いてて私的には
とても刺激になった。
｢…凄い…こんなに近くで初めて見たけど…
いい刺激…貰えたかも…｣
？｢ん？お前なんだ？マネ希望？｣
とスポーツグラスをかけた人と
？｢いや、スケッチブック持ってるから
話された美術部の子じゃない？｣
と堅実そうな人が話しかけてきた。
｢あ、はい…美術部一年花房Aです。
お邪魔してます…｣
と言うと
？｢なるほど、俺は二年の御幸一也
よろしくな花房｣
？｢俺は白州健二郎よろしく、花房さん｣
｢よろしくお願いします。
御幸先輩、白州先輩。｣
ぺこりと頭を下げると
御幸｢こんなに描いてんの！すげぇじゃん｣
とスケッチブックの中身が見えたのか
感心する御幸先輩。
白州｢一人一人描かれている
フォームの違いがわかりやすい
凄い洞察力だね花房さん｣
二人して褒められて困惑する私
なんか恥ずい
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ルチア(プロフ) - 百瀬飴さん» ほんとですか！ありがとうございます (2020年6月27日 19時) (
レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬飴(プロフ) - ルチアさん» あ、あ、な、無いです……！！是非是非作って欲しいです…！ (2020年6月27日 16時) (レス) id: 19f4ceaf66 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - あの！主人公のイメージ画像ってありますか？なければ、是非作らせてほしいです！ (2020年6月27日 11時) (レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬飴 | 作成日時：2020年6月25日 20時
