検索窓
今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:3,576 hit

七作品目 ページ8

Aside

高島先生に送って貰っている途中に
少しだけ話をした。

高島「Aさんからうちの野球部は
どう見えるかしら?」

「…どう、ですか…」

高島「見たまま率直な感想でいいわ。」

クスッと笑いながら高島先生は言う。

「そ、そうですね…私から見たら、
自他に厳しく求めるものは壮大。
選手を信頼し信頼関係がちゃんと成立していて
信頼する選手は可能性の塊。
選手は決して振り向かず前を向く。

素晴らしい選手たちだと思います。

ですが、壁に当たった時どうするか、
そこが一番の難所だと思います。」

高島先生は驚いた顔をした後

高島「そう。ありがとうAさん」

「いえ、なんだか言いすぎた気がします…」

高島「いいえ、客観的な意見が聞けて
私的にはいい意見が聞けたと思っているわ。」

「な、ならいいんですけど…」

高島「あ。ついたわよ。」

「あ、送ってくださって、
ありがとうございます高島先生。
皆さんが甲子園にいる姿描いてみたいので
甲子園楽しみにしていますね。」

高島「……!!ありがとうAさん
選手たちにも伝えておくわね」

「つ、伝えなくていいですっ…!!
私の率直な思いなので…!!

それに、プレッシャーになっても
その気持ちが負担になっても困りますから…」

と言うと高島先生は「それぐらいの
プレッシャーどうってことは無いわよ
寧ろそれで余程のプレッシャーに感じるなら
メンタルがまだまだってことよ」

と割とキツめのことを言った。

さすが信頼してるだけあると思いながらも
私の家について

「送って下さりありがとうございました
高島先生。先生もお気をつけて。」

と言うと高島先生は微笑みながら
「えぇ、ありがとう」と答えた。

少しだけ家に帰っても
ベットに座っても落ち着かない日だった。

「……はぁ、なんであんなこと、言ったんだろ

いつもなら余計なことは
言わないようにしてたのに……

つい、言っちゃった…
高島先生ってそういう魅力があるのかな…

それとも選手の方かな…」

なんて考えながら晩御飯を作って
済ませ風呂に入り寝ることにした。

「……甲子園、行って欲しいなぁ」

なんて珍しいことを呟きながら。

八作品目→←六作品目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 小湊春市
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルチア(プロフ) - 百瀬飴さん» ほんとですか!ありがとうございます (2020年6月27日 19時) (レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬飴(プロフ) - ルチアさん» あ、あ、な、無いです……!!是非是非作って欲しいです…! (2020年6月27日 16時) (レス) id: 19f4ceaf66 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - あの!主人公のイメージ画像ってありますか?なければ、是非作らせてほしいです! (2020年6月27日 11時) (レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百瀬飴 | 作成日時:2020年6月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。