二作品目 ページ3
Aside
私は彼の後ろの席。
私は彼の後ろの席でよかったとホッとした。
もし顔が赤くなったりでもしたら
隣なんてすぐにバレてしまいそうだし
それなら後ろの方がバレにくいし
それに、彼の背中を見ていられるなんて
私にとっては贅沢なのだ。
と思っていたら休み時間話しかけられた。
春市｢あの、花房さんは
どこの部活にはいるか決めた？｣
そうか、今日から部活動入部だったか。
｢決めてる、…って言うより
ここの美術の先生から来ないかって
言われて来たから美術部かな…｣
そう。要は推薦みたいなもの。
まぁ入試は一般入試なのだけれど。
春市｢そうなんだ。｣
とちょっとしょんぼりした顔をする
春市君を見て
｢春市君は何部？｣
と聞くと
春市｢俺は野球部…なんだ。
そこの降谷君と同じ｣
と身長が高く少し天然そうな人を見る。
｢そっか。春市君の手は
普通の人より豆が硬そうって見てたから
ちょっと納得。｣
と言うと春市君は顔を赤くしながら
春市｢そ、そうかな…でも兄貴の方が
俺の何倍も努力してるから本当凄いって
尊敬してるんだ｣
彼は頬を掻きながら照れくさそうに
でもお兄さんへの尊敬が伝わる。
｢憧れか〜。
それなら越えられるように頑張らないとね｣
と笑うと春市君も笑って
春市｢簡単に超えれるなんて思ってないし
少しでも努力して兄貴に追いつきたい
……って思ってる。｣
と言った。
こんなに目標に向けて頑張る人は
キラキラして見えるのは本当に不思議だ。
けれど彼は現実をきちんと見ている。
前にお兄さんは三学年だと聞いた。
『簡単に超えられない』
それはそうだ。
お兄さんの三年間の努力を
たった一年で越えられるわけが無い。
けれどこれほど彼が意気込むのにも理由がある
お兄さんは三年生、春市君は一年生。
兄弟で甲子園に行ける最初で最後のチャンス
彼が意気込むのも無理はない。
そんな努力している君はちょっと眩しい。
、
そんな君を描きたいと思ったのは
初めてだった。
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ルチア(プロフ) - 百瀬飴さん» ほんとですか！ありがとうございます (2020年6月27日 19時) (
レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬飴(プロフ) - ルチアさん» あ、あ、な、無いです……！！是非是非作って欲しいです…！ (2020年6月27日 16時) (レス) id: 19f4ceaf66 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - あの！主人公のイメージ画像ってありますか？なければ、是非作らせてほしいです！ (2020年6月27日 11時) (レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬飴 | 作成日時：2020年6月25日 20時
